前日窓が付いたのでこの日は窓枠周りの壁を仕上げる。窓枠周りにグラスウールを取り付ける。
外壁をモルタルで補修するため防水紙を貼り、その上にラスを貼る。
化粧板が付いたのでテレビ周りの配線器具を取り付ける。
窓周りの壁が完成
疲れがたまってくるが、お誘いがあったのでこの後飲みに行った。

S家のビフォーアフター 8日目

窓枠が届く。巨大な窓枠だ。
窓枠を取り付ける部分を切断する。モルタルの粉が舞って酷い状態だ。
以前より窓が高くなり横に移動させる。テレビを置いても窓が隠れないようにするためだ.
古い窓枠を取り外す。
大工さんは木材を再利用する。この新しい窓枠の下には、外した柱を加工して埋め込んである。
水平垂直をきっちりはかり、ゆがまないように取り付ける。
小さい方の窓が届き、取り付ける。
大きな方は戸だけ先に取り付けガラスは後からはめ込んだ。この日は天気が悪く、雨が降ったりやんだり、大工さんも大変だ。しかし取りかかった以上やめるわけにはいかないので遅くまでかかって仕上げていた。
窓を30センチくらい移動させたので隙間部分にコンパネを貼っている。
いよいよ居間天井のクロスを張り始める。この作業を楽しみにしていたのだ。天井は初めコテ痕が貝殻模様に残るように左官屋さんに塗って貰おうと思ったのだが、費用と技術上の問題で断念し、代わりに似たような風味のクロスを選んだ。それを貼ったとき間接照明と相まって、どのような効果を出すかが楽しみだった。
間接照明の入る箱部分までクロスを貼る。
天井の点検口部分を貼る。
枠部分を切り抜く。
ここを貼って完成した。
こーちゃん苦心の作のクローゼット風押し入れ
これが完成した天井だ。黒い梁と良く合って想像通りに出来上がった。レトロな黒い照明器具とも合う。
間接照明と両方点けるとこういう感じ。この器具の電球は手作りで職人が吹いて作っている。エジソンが作った電球のレプリカで先端がキューピーさんの頭みたいにとがっている。
傘も手作りでスペースシャトルの先端部分と同じ日本の絞りの技で作られている。
間接照明だけだとこういう感じになる。
家庭で間接照明やる人はあまりいないと言われたが、明るいばかりが照明の役割ではない。
光と闇が作り出す空間を演出するのが照明だ。
この日は天井ばかり眺めてああでもない、こーでもないと遅くまで話していた。
S家のビフォーアフター 15日目
クロスの工事は貼ることよりも下準備に時間がかかる。ボードを留めたネジの穴をパテみたいな物で埋める。天井の寸法をあちこち測り書き留める。
ロールになったクロスをこの機械に差し込むと両端を切断し、糊を付けてくれる。
市販のクロスと違い速乾性の糊ではない。後で修正出来る。
こーちゃんはパソコンのテーブルの取り付け。足は制作中で仮の足を付けている。
計った寸法を書いたメモを元にすべてのクロスを一気に作ってしまう。
遅乾性の糊だから1日おいても固まらないのでこのような事が出来るのだ。材料は昔ながらの小麦粉を練った物に防腐剤を混ぜている。一時化学糊を使っていた時期があり、その頃はクロス屋さんも良く目を悪くしていたという。ハウスシック症候群の元凶だろう。
この糊付け切断機械は長さと枚数を打ち込むとその長さまで糊付けして自動停止する。
その間クロス屋のお兄ちゃんがトイレのクロスを貼る。天井には星空が。薄暗いところで星が光る。
星座の配置は滅茶苦茶だ。
壁も良い感じになった。
チョコがおっかなびっくり遊びにやってきた。あまり音がしなくなったから安心したのだろう。大工仕事の真っ最中は遠くの方から抗議するように鳴いていて入ってこようとしなかった。
恐がりやだから椅子やテーブルの下でないと安心出来ない
天井を見上げながらウンコをするのも良いものだ。
純子がクローゼットは貼らないで良いと言っていたが、クロス屋さんが見かねて酷い壁を貼ってくれた。
和室のクロス完成。何の特徴も無い壁だがこんな物だろう。
こーちゃんが自宅用に作ったテーブルをくれた。立派なんで冬は中で食卓にしようと思う。
「さあ、今日はどんなドレスを着てパーティに行きましょうか。」とクローゼットの三枚引き戸を軽やかに開け、入ろうとすると腹がつかえる。「何ざんす?この棚。あーら、立派なクローゼット風押し入れだこと。こーちゃんありがとう。だったら何であんなに苦労して床貼ってたの?意味無いジャン。」という状況になってしまっていて設計屋さんの社長も唖然として純子に「イメージと違うでしょ?」と言っていたが、せっかく作ってくれたこーちゃんに悪いので「和室の方があるから良いです。」と純子は言っていたが、悪いがこーちゃん、後で真ん中の棚はこっそり外させてもらいます。所詮クローゼットなんてのは大邸宅にあってこそ意味がある物で、作業服しか持ってない俺が使いようが無い物ではあるが、以前テレビでどこかのスナックのママが店に回転寿司の機械を入れたのだが、長さ1メートル、幅50センチくらいで、ママが寿司を握ってベルトに乗せると客がすぐつまんで食べてしまう。「せめて一回りくらいしてから食べなさい!」と呵られていたが、その気持ち分からないでもない。
こーちゃんが宴会用としてサービスでテーブルを二つ作ってくれたが。こちらの方が立派なので普段使おうかと思う
この日は大工さんはお休み。翌日からクロス工事が始まるので、その前に梁の塗装。
初め田舎の古い家屋の煤けた梁風にしたいと建築屋さんに言ってあった。しかし出来上がるのを見ている内にマホガニーかチークのニスでも良いかなと思うようになった。しかしペンキ屋が用意してきたのは油性ペンキだった。「まあ、これでも良いか。気にくわなかったらサンドペーパーで削って塗り直せばいいや。」と思って色々調合して色合わせをしてみたら、結局只の
黒で塗るのが一番だと気づき黒で塗ってもらった。
オイルステインという金属の錆防止のための塗料を使う。
新しく追加した梁は古い梁と色が違ってしまうので下の新しい梁だけ2回塗りした。
大体木目も見え色合いも揃ってきた
うーん。良い感じじゃないの。
親方は朝早くからやってきて、玄関のフロアを貼り始めた。玄関周りはいじっていないから既存の額縁やらが残っていて、それを床材の厚みだけ切って床材を差し込み組み合わせてゆかなければならないので大変なのだ。
こーちゃんは純子が欲しがっていたカウンターを作り始めた。
レーザーを使って水平を出していた。俺だったら「こんなとこで良いんでないかい?」とやってしまうのだが。
飾り縁が付くとぐっと引き締まる。
親方は玄関を仕上げ一服すると今度は外壁のモルタルを塗り始めた。「何でもやらされるんだ。」とぼやいていた。
パソコンの台をどうしようと話していたらこーちゃんが作ってくれるということになって、持ってきたテーブルがこれ。後で聞くと仕事が終わって家に帰ってからガレージで作ってくれていたらしい。
余っていた材料で作ったというが厚くて立派だ。
ドアも付いた
クローゼットの金具を付ける。
3枚扉の立派なクローゼットが出来た。ここまでは良かったのだが。
「うーん良くなってきたね。」と見入る
やっと待ちに待った床材が届く。親方は床を貼るのが好きらしく、生き生きしていた。初めの板を張るのに時間がかかった。まず壁から床材1枚分の所に墨を打つ。そしてそれに添って壁から1枚あけた所に床材を置く。手前に見える床材から作ったI型の定規を壁にあて床材に壁の形を移してゆく。それを切り抜いて何度も当ててみてはぴったり合うように修正してゆく。
親方は隙間が出来るたび「付きがとっても悪いから〜♪」と歌っていた。ここをぴたりと決めなければ後が上手く貼れないのだろう。
初めを貼るとその後は一気に進む。物を移動させながら貼ってゆく。床材はお互い同士溝がはまりこむ様になっていて、噛み込む部分にフロアタッカーという道具を使い、エアでホチキスの親分みたいな釘を打ち込む。だから釘が見えないのだ。本来35ミリの釘を使うのだが、無かったため50ミリを使った。そのため下地のビスに釘が当たると中で踊って床材から先が飛び出てくる。それで何枚か駄目にした。それらは台所のシンクの下になって見えないところに使われた。
一方こーちゃんは和室のクローゼットの枠を取り付けていた。
キッチンのフロアを貼りシンクを乗せた。
玄関はこの日上がり框が届かなかった為貼れなかった。
クローゼットの床は最後の1枚を入れるのに苦労していた。何せ床材と言うのは組み合わせなければいけないのだ。
この日は床を貼る予定だったのだが、床材が入らない。仕方がないのでフロアカーペットを剥がす。
初めはこの上からフロアを打ち付ける予定だったのだ。親方曰く「良い接着剤使ってるから剥がれにくい。」そうだ。
これを剥がすのが大変なのはトイレや洗面所で体験している。
全面綺麗に剥がし終えた
枠材が届いたのでドアの枠を付ける
クローゼットの枠も付ける。
この日はこれだけしかできなかった。
床の上に床を張るのでビスを打って補強する。
古い壁と新しい壁。
ドアの周辺の壁はドアがついてから貼る。
和室の押し入れの床を剥ぐ
これだけの道具を使用するのだ。
夜になって改めて見ると窓の大きな事。天井も非常に高い。

S家のビフォーアフター 9日目

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